2015年02月28日

掲示板の言葉 2015年3月

掲示板の言葉 2015年3月

  人間のすることじゃないと人は言う
  人間だからこそとも思う

     道蔦静枝 朝日歌壇 2015年2月23日
  

Posted by 明行寺住職 at 16:49Comments(0)法話

2015年02月28日

お寺の防火 それもまた仏事

お寺の防火 それもまた仏事 

消防局が実施する防火管理講習を受講してきました。
寺院や神社も、多くの人が利用する建物であることから「防火対象物」に含まれ、
「防火管理者」を置くことになっています。
他の事業所の方々と一緒に二日間受講しました。
最後には「効果測定」というテストもありました。(ほとんど不合格者は出ないそうですが)

寺院の火災は私が直接知る事例だけでも数件あります。
木造部分が多いですから、あっという間に全焼してしまいます。


本山である東本願寺は、過去4回火災に遭っており、「火出し本願寺」などと揶揄されたこともありました。
当明行寺も、1847(弘化4)年の善光寺地震の際に類焼の被害を受け、
また、明治初期にも火災に遭っています。
「まさか、自分は当事者にならないだろう」という思いがどうしてもあるのですが、
他人事ではないのです。
そう思うと、お寺に防火管理は必須科目とすら思えます。

一方、仏教の教えと火災・災害ということでいうと、
人生において事故や災害は避けられないもの、という受け止めがあります。
諸行無常…不変であるものはない、すべては変化する、無常ではない、とされます。

火事を防ぐことと、受け止めること。
矛盾するといったら大げさですが、どうとらえたらよいものでしょうか。

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Posted by 明行寺住職 at 16:49Comments(0)法話

2015年02月28日

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その48

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その48

例年のごとく、猫の声が頻繁に聞こえる季節になりました。
真ん中がメス猫、まわりがオス猫。
皆さん真剣な目つきをしています。
時に大ゲンカが始まります。

それでも、とことんまで相手を負かすところまではしないようで、
「加減」が効いているようです。
何事も、ほどほど、ですね。
  

Posted by 明行寺住職 at 16:37Comments(0)法話