2009年12月31日

掲示板の言葉 2010年1月

掲示板の言葉 2010年1月
寒椿 いつも見ていて いつも見ず
              神蔵 器
  

Posted by 明行寺住職 at 14:29Comments(0)法話

2009年12月31日

「人間性」競争が始まる?

新しい年を迎えました。
本年もよろしくお願いいたします。

「人間性」競争が始まる?

お正月といえば、かつて、映画「男はつらいよ」が上映されました。
私あたりは、それを知る最後の世代です。

私はこの映画を観ると、普段何を苛立っていたのだろうかと、
どことなく自分が恥ずかしくなるのです。
それは、「人とどう仲良く暮らしていくか」、ということを、いろんな場面で教えてくれるからなのです。

私たちが「何かを学ぶ」というとき、
そのもっとも大きな目的がそれだと言った方がおられましたが、そう感じさせられます。

DVDを借りてきて、観ていると、まずはとにかく懐かしいということ。
ほんのちょっと前まであった街の風景が映し出されます。
寅さんはじめ、さくらさん、おいちゃん、おばちゃん、果ては毎回のマドンナと…、
誰もが、いなくてはならない人だからでしょうね。
たまに観ると、しばらくは人におおらかになれる気がしてきます。

さて、今年はどんな年になるのでしょうか。

映画とは対照的に、タイトルにあげたような、今年は、そんな年になりそうなのです。
いや、もうとっくに始まっている、と言うべきでしょうか。
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Posted by 明行寺住職 at 14:25Comments(0)法話

2009年12月01日

掲示板の言葉 2009年12月

掲示板の言葉 2009年12月
時の流れを 迅いと かこちながら
容易に仕事に取り掛からないのは なぜだろう 

                     岩本泰波
  

Posted by 明行寺住職 at 11:20Comments(0)法話

2009年12月01日

大人と子どもの間

大人と子どもの間

小学館の学習雑誌『小学6年生』と『小学6年生』が休刊になったと聞いて、
やっぱりなあ、よくここまで続いたなあ、と感じると同時に、
大人になる、ということを考えさせられました。

発行部数が低下した原因は、
いまどきの小学生は、趣味や関心が多様化していて、一つの学習雑誌では間に合わないということらしいのです。
それもあると思いますが、それ以上に、5年生くらいになると、もうランドセルが似合わない、
成長が早くなって、小学生扱いがイヤということもあるのではないでしょうか。

私自身は『小学4年生』あたりまで買ったもらっていましたが、
内容はともかく、その「小学○年生」というタイトルに抵抗を感じていました。
まだまだ子ども、と念押しされているようで、イヤだったのです。

でも、今となっては、その「小学生扱い」されることこそ、
「子どもと大人との間のライン」として必要だと思います。
自分が子どもだと知らされることで、まだ「できないこと」がたくさんある、
と思わせられるからです。
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Posted by 明行寺住職 at 11:16Comments(0)法話