2018年07月31日

掲示板の言葉 2018年8月

掲示板の言葉 2018年8月

死者はいなくなったのではなく
死者になって存在している

「死者と共に生きる」中島岳志 東京工業大学教授
  

Posted by 明行寺住職 at 16:35Comments(0)法話

2018年07月31日

「先祖」は広く、果てしなく 

「先祖」は広く、果てしなく 

「私は子どもたちに、
 『先祖がいたから、お父さんもおまえたちも現在いるのだ』
 と伝えながら、春、秋のお彼岸とお盆には、必ず一緒に墓参りに行っています。…」
 
 新聞の投書欄にあった言葉です。

 続けての内容は…、
「自分が亡くなった後、子どもたちが墓参りに来るのだろうか」、
「それは、子どもたちの親に対する気持ち次第か」、
「自分はお墓に行くと祖母や父母の顔が頭に浮かぶ」、

というものでした。

 ここ2~3年、「先祖のおかげ」という内容の投書を目にすることが多くなりました。
70歳代くらいの方が多い印象です。
 この世代の方々は高度経済成長期を通して、
日本がそれ以前と以後で大きく変化したことを経験しておられるので、
こんにちの生活スタイルが「当たり前」ではないと、実感しておられると思います。
 親世代の苦労は言う間でもなく、自身も苦労してこられただけに、
こんにちの、モノの面での豊かさを、本当にわかっておられる世代でもありましょう。

 よく、「今は、何でもある…」と、おっしゃる世代でもあります。
こんにちの様相を「当たり前」にしていてはいけない、という思いが、
「今の自分たちが、こうしていられるのは、親・先祖のおかげ」という言葉になっているのではないでしょうか。

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Posted by 明行寺住職 at 16:34Comments(0)法話

2018年07月31日

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その89

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その89

文字取りの「酷暑」ですね。
長野は雨が降らないのが深刻です。
猫が大きな水鉢の縁から水面へ首を伸ばして、
水を飲もうとしていたのですが、とても無理。
小さな鉢に水を注ぐと、

すぐさま、やってきて、水を飲んでいました。
喉の渇きは相当なものだったようです。
  

Posted by 明行寺住職 at 16:34Comments(0)法話