2011年02月28日
2011年02月28日
給湯室の掃除当番
猫の写真は、猫関係の記事に入れることにしました。
給湯室の掃除当番
3月に入り、学校では間もなく学年の終わり、そして卒業式を迎える時期ですね。
私は進学や進級で環境が変わることが、いつも不安だったためか、
この時期になると、子ども時代の年度末を思い出します。

その中で、近頃、あれは大切な経験だったと思えるものがあります。
小学校最後の三学期の掃除の時間のことです。
5・6年生になると、自分達の教室以外に、
保健室や職員室など特別教室の掃除も交替で受け持つのですが、
6年生の3学期、私は給湯室の担当になりました。
昇降口の横にある小さな部屋で、
奥のドアを開けると狭い廊下と用務員室があり、ここまでが掃除する範囲で、
それを一人で受け持つことになっていました。
やることは、流しを磨いて、ゴミを取り、床をほうきで掃けばだいたい終わりで、
時間的には余裕で済ませることができるので、
得をしたような気持ちで当番を受けました。 続きを読む
2011年02月28日
写真 「境内にやって来る猫たち」に寄せて その2
写真 「境内にやって来る猫たち」に寄せて その2
ここ数年、いつ頃からか、境内にやってくる猫が、
人を見ても逃げなくなりました。
おかげで、ご覧の写真のように、近くでカメラを向けることができます。

私の子ども時分は、外へ出ようと扉を開けると、
そこらへんにいた猫が逃げていったものです。
最近は猫を追い払う人が少なくなったのか、
人間をあまり警戒していないようです。

街を歩いていても、猫を見かけた人が、
思わず顔をほころばせて猫を見ていることが多く、
そんなことが、猫の警戒を解かしているのかと思うのです。
野良猫などに見向きもしないかった時代は、
いわゆる「いい時代」だったのではないでしょうか。
経済的に成長している時代、自分もまた豊かになっていくときは、
野良猫は視野に入ってはこない、
そこにいても、別に、どうでもいいような存在だったのだと思います。
野良猫という、街中で苦しい日々を送る彼ら彼女らに、
どこかいじらしさを感じて、顔がほころぶ、
そんな世知辛い世の中になったということでしょうか。

私も時々、「お前もたいへんだねえ」と、
猫に向かってつぶやいてしまいます。
猫を鏡に、自分の心情を見ているようです。
ここ数年、いつ頃からか、境内にやってくる猫が、
人を見ても逃げなくなりました。
おかげで、ご覧の写真のように、近くでカメラを向けることができます。

私の子ども時分は、外へ出ようと扉を開けると、
そこらへんにいた猫が逃げていったものです。
最近は猫を追い払う人が少なくなったのか、
人間をあまり警戒していないようです。

街を歩いていても、猫を見かけた人が、
思わず顔をほころばせて猫を見ていることが多く、
そんなことが、猫の警戒を解かしているのかと思うのです。
野良猫などに見向きもしないかった時代は、
いわゆる「いい時代」だったのではないでしょうか。
経済的に成長している時代、自分もまた豊かになっていくときは、
野良猫は視野に入ってはこない、
そこにいても、別に、どうでもいいような存在だったのだと思います。
野良猫という、街中で苦しい日々を送る彼ら彼女らに、
どこかいじらしさを感じて、顔がほころぶ、
そんな世知辛い世の中になったということでしょうか。

私も時々、「お前もたいへんだねえ」と、
猫に向かってつぶやいてしまいます。
猫を鏡に、自分の心情を見ているようです。