2015年07月31日

掲示板の言葉 2015年8月

掲示板の言葉 2015年8月

人間にとって重い病気は
私だけは まとも という「驕り(おごり」

     川村妙慶(真宗大谷派僧侶)
     『親鸞のことば』
  

Posted by 明行寺住職 at 14:14Comments(0)法話

2015年07月31日

夏草や兵どもが夢の跡

夏草や兵どもが夢の跡

お世話になっている先輩住職が、年に数回、寺の便りを送ってくださいます。
最近届いた便りに掲載されている、ある先生の法話記録の中に、
「夏草や兵どもが夢の跡」
芭蕉の奥の細道の句が出てきました。
「人のいのちが短くなっている」というお話の中で引用されていました。

お話とは、
先生の住んでいるところは過疎で、人が出て行ってしまう、
そのために、田畑を子や孫の代を考えて耕すこともなくなる、
家を建てるにしても、長く住めるように作ることはなくなる。
そんな状況に職人さんが「人のいのちが短くなっている」と語られた。
…というものです。

ちょうど、明行寺も本堂外周の工事を終えたところです。
たいへん丁寧な工事をしていただき、この先も長く本堂でお勤めできるようになりました。
この工事をおこなったことが活かされるように運営していかなくては、
という思いが、おのずと湧いてきました。
と同時に、数十年後は寺を取り巻く状況はどうなっているのだろうと考えさせられました。

先生のおられる地方のみならず、今やどこでも多かれ少なかれ、
似たようなことが見受けられます。
日本人の平均寿命は先日の発表されたとおり過去最高を更新されましたが、
人の「願い」や「残してくれたこと」、次の世代に「続いていくこと」としての「いのち」は、
どんどん短くなっている、ということでしょうか。
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Posted by 明行寺住職 at 14:11Comments(0)法話

2015年07月31日

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その53

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その53

今回も、厚さでダラーリとした猫の姿です。
猫のそんな姿が目立つ、ということもありますが、
暑さを、ずうっと意識している私、ゆえに、

猫の姿が目に入る、

ということなのでしょう。

今年は、ちょっとこたえます。
  

Posted by 明行寺住職 at 14:10Comments(0)法話