2009年10月31日
2009年10月31日
学力と国の宝

中学高校一貫の6年制中等学校が、公立でも各地に設立されるようになりました。
学校の選択肢が多様化されることは興味がありますが、その設立目的に疑問に感じる言葉があります。
それは「国や地域のリーダーを育てること」というものです。
もちろん社会の様々なところでリーダーが必要だとは思いますが、
10代前半の子に、それを目的に掲げた教育をすることが良いとは思えないのです。
その年頃は、いずれ社会でどんな立場に就くにしても必要な学力や人間性を培う時期であると思いますし、
学校とは、基本的な学力を身に付けることを中心にして、それを行うところだと思うのです。
もちろん、入学したときからリーダーシップを磨くような内容はなされないでしょうが、
遠く、将来に何を目標に置くかどうかは大事なことです。 続きを読む