2016年11月30日

掲示板の言葉 2016年12月

掲示板の言葉 2016年12月

"正" は "一" と "止" から出来ている
信念の独走を "一度、思い止まる" のが
正ということでしょうか。

吉野弘(1926~2014) 詩集
  

Posted by 明行寺住職 at 17:39Comments(0)法話

2016年11月30日

過労死・パワハラと、「自分探し」

過労死・パワハラと、「自分探し」 

広告代理店の電通に労働基準法違反容疑による労働局の強制捜査が入り、
家宅捜索が行われました。
電通のみならず企業側の今後の対応が気にかかります。
社員の過労自死が、昨年末、3年前、1991年、と相次いだ電通ですが、
過労自死を起こす「企業体質」とは何だろうか、と考えさせられます。


僕は、お寺という、
企業社会からは最も対極的なイメージのあるところに身を置くゆえに、
子ども時代から、「お寺ってなんだろう」という疑問があり、
その裏側に「カイシャって、サラリーマンって、なんだろう」という思いがありました。
また、僕自身、非営利ではありますが、サラリーマンを経験したこともあって、
「職場の雰囲気」とは「社会の在り方」を映すものであり、
「仕事の姿勢」とは「その人の生き方」がにじみ出るものだと思うのです。

電通の一連の経過で僕が注目するのは、
「鬼十則」という社員心得です。
「取り組んだら『放すな』、殺されても放すな…」の部分が、
報道では取り上げられますが、
「仕事は自ら「創る」べきで与えられるものではない」や、
「計画を持て」など、
言葉だけ見ている分には、そのとおりだと思う部分もあります。

しかし、これが「鬼…」と付き、手帳に記されると、
どこか、もう、仕事を離れて、ある種のおかしさを感じるのです。
「そんなことを言って自分を鼓舞しなければならないような状況は、
 本当は、空しいのではないか」
…と感じるのです。
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Posted by 明行寺住職 at 17:37Comments(0)法話

2016年11月30日

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その69

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その69

先月に引き続き、再会した親子猫の様子です。
グレーが母親、キジトラが娘です。
境内で、にらみあっていました。
取っ組み合いにはなりませんでしたが、
互いに、うなり声をあげていました。

すると、白・茶色のオス猫がやってきて仲裁しているのか、
見物なのか、間に割って入りました。
結果として、にらみ合いは終えたのですが、
この先どうなるやら。
なわばりにはキビシイようです。


  

Posted by 明行寺住職 at 17:20Comments(0)法話