2016年10月31日

掲示板の言葉 2016年11月

掲示板の言葉 2016年11月

     
忌むべきものの第一は
己が己という心

吉野弘(1926~2014) 
  

Posted by 明行寺住職 at 18:55Comments(0)法話

2016年10月31日

渋滞が映した自分の姿

渋滞が映した自分の姿

お通夜に向かう際、ご遺族である門徒さんが手配してくださった、
タクシーに乗っていくことがあります。
先日も、準備を整え、迎えのタクシーが寺に到着するまで時間があるので、
仕事をして待つことにしました。


すると、予定時刻より15分近くも早く、タクシーが到着しました。
大体、いつも5分程度早く到着するのですが、
予定時刻に間に合うように余裕をもって来てくれるのでしょう。

この日はデスクワークの仕事がたまっていたので、
予定時刻ギリギリまで机に向かっていたかったこともあって、
声をかけに来た運転手さんが玄関から車に戻ると、
「なんでまた、こんなに早く来るとは…。」
と、独り言を言いながら、僕はゆっくりと車に向かいました。

余裕しゃくしゃくでタクシーに乗り込むと、
「時間にゆとりがありますから、ゆっくり行ってください」と、
声をかけ、座席にもたれました。

運転手さんと会話をしながら、車はスムーズに進んでいましたが、
交差点を曲がり、国道に入ると、ずっと先まで赤いテールランプが灯っているのが見えました。
「かなり渋滞してますねえ…」と、運転手さんがつぶやきました。
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Posted by 明行寺住職 at 18:55Comments(0)法話

2016年10月31日

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その68

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その68

猫にとって、井戸の横にある物置の屋根の上は、
お気に入りの場所のようで、
これまでも、多くの猫がここへやってきては、
くつろいでいました。







先日、キジトラのメス猫が視線を上にしているので、
何を見ているのかと、その先に目をやると、屋根の上に向けられており、
そこには久々に、キジトラの母猫であるグレーの猫が来ていました。

キジトラは慎重に近づこうとするのですが、
時々視線が合うと立ち止まってしまい、
そのうち、去っていきました。

猫は親子関係でいる期間が短いと聞きますので、
再会を喜ぶということでもなさそうです。
さびしいなあ、とも思いますが、早く自立せざるを得ないのが、
猫の現実なのでしょう。

  

Posted by 明行寺住職 at 18:55Comments(0)法話