2018年02月28日

掲示板の言葉 2018年3月

掲示板の言葉 2018年3月

やっきになって 言い張っても
「我」(が)があるかぎり
相手の耳は開かない


岩本泰波 
埼玉大学名誉教授 宗教哲学
  

Posted by 明行寺住職 at 14:20Comments(0)法話

2018年02月28日

「報われる」とは メダルと涙

「報われる」とは メダルと涙

先月はオリンピックでひと月が過ぎた感があります。
小平奈緒選手の出場は、「日本代表」というよりも、
「長野から出場」という思いで見ていました。


印象に残ったことは、新聞のインタビューに、
「全てが報われた感じ」と語っていたことです。『信濃毎日新聞』2月19日
前回のソチから4年間、並ならぬ努力を重ねてきたことでしょう。
それだけに、今回の結果次第では4年間の頑張りが意味を持たなくなってしまう、
プレッシャーたるや、相当のものだったと思います。

金メダルが獲得できたのですから、
やってきたことが「全て報われた」とは、言葉どおりでしょう。
しかし、「報われた」とは、単にそれだけではないのでは…、と私は思いました。
それは、カウンセラーも兼職されている、ある住職さんの言葉を聞いてのことです。

「今回のオリンピックでは、選手の涙が印象的でした…」
との、住職さんのお話でした。
そういえばそうだな、と私も感じていたことでした。
結果が、「念願かなった」でも「かなわなかった」であっても、
その涙は選手が、自分とつながる多くの縁を感じての涙である、と。
コーチの指導、仲間の応援、家族の支え…、
更には出場できる国際情勢にいたるまで、自分一人で頑張った結果ではない。
そのことを実感しての涙だろう、とのお話でした。
  続きを読む

Posted by 明行寺住職 at 14:20Comments(0)法話

2018年02月28日

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その84

「境内にやって来る猫たち」に寄せて その84

毎年、この時期になると、
いつも以上に、猫が境内に集まってきます。
日頃は見かけないものも来ます。
この日は、様子見、という感じでしたが、

時には、駆け引き、縄張り争い、と、
緊張感が張り詰めた場面もあります。

小平奈緒選手が、背中を丸めて滑走する自分を、
「怒った猫」と表現していましたが、
まさしくそのものです。
  

Posted by 明行寺住職 at 14:19Comments(0)法話